多汗症は病気が原因のことも多い

人間なら暑くなったり体を動かしたりすると汗をかいてしまいますが、これは人間がもつ体温調節という防御反応ですので、汗で体がベタベタして気持ち悪くても仕方がありません。

しかし、必要以上に汗をかいてしまうのはもっと嫌ですが、これは限られた人だけに起こる多汗症が原因がなっています。

この多汗症は運動していなくても汗をかきますし、寒いときに何もしていなくても大量に汗が出てしまいます。

また、多汗症は心の病気ともされており、精神的要因が深く関わっているからです。

ストレスや緊張などによって発汗が起こる精神性発汗があると言われており、ストレスや緊張などを感じることによって交感神経が優位に立ち、汗腺の働きを活発にさせて大量の汗を出してしまいます。

更に、汗をかくことを気にしてしまい、それがストレスや不安になって悪循環を引き起こしてしまいます。

それに、大量の汗をかいてしまうことで臭いを気にしてしまうことや人にすごく見られているという感情を持ってしまい、自分で自分を精神的に追い込んでしまうこともあります。

学校や会社などでの人間関係や疲れ、睡眠不足や不安などによって多汗症を悪化させることもありますので、多汗症の症状があらわれた人は心のケアも重要となるのです。

多汗症は精神的な問題が解決すると治る?

多汗症は精神的な原因が大きいとされており、ストレスや緊張、汗が大量に出ることによる不安などによって引き起ったり悪化させたりすることもあります。

だから、多汗症には心のケアも必要となりますが、では多汗症は心のケアで完治するのでしょうか?

それは、心のケアだけでは多汗症が完治する可能性は低いとされています。

多汗症は精神的要因だけではなく他の病気が原因になっていることもありますし、生活習慣や食生活の乱れなども原因になっているケースもあるからです。

とは言っても心のケアによって症状を軽くすることができますし、気持ちが楽になって発汗が軽減されることもありますので、多汗症には心のケアも必要となります。

また、心のケアは自分で行うのではなく医師にカウンセリングを行ってもらうのが良く、他の治療と同時に受けることによって効果を高めることもできます。

カウンセリングでは性格や症状に合わせて悩みを理解したうえで良い方向に導いてくれます。

それに、ストレスや緊張、不安だけではなく、多汗症で経験した心の傷みもケアできますので、今現在、多汗症で悩んでいる人は自分だけで解決しようとせず、病院に行って治療を受けてみましょう。

自律神経と発汗は大いに関係がある

運動したわけでもなく暑い時期でもないのに多汗症は大量にを出してしまいます。

周りの人が汗をかいていないのに自分だけ大量の汗をかいているときは嫌になってしまうでしょう。

何もしていないのに大量の汗をかいていると恥ずかしいですし、周りにいる人に嫌がられることもあります。

そんな何一つ良いことがない多汗症は自律神経と深い関係にあります。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、活動しているときは交感神経が優位になっていてリラックスしているときは副交感神経が優位になっています。

この自律神経の交感神経と発汗に深い関係があり、交感神経が優位になっていると汗腺を刺激して活発にさせてしまい、必要以上に汗を分泌させてしまうのです。

また、ストレスを感じたり溜めたりすることで自律神経は乱れてしまい、これによって交感神経と副交感神経のバランスが乱れて交感神経が優位になってしまうこともあります。

それに、交感神経が優位になって汗が大量に出てしまうと悪循環を起こして多汗症を悪化させてしまうこともありますので、ストレスや緊張、不安などを感じたり溜めこまないように気を付けておかなければいけません。

このようなことからも分かるように、自律神経と発汗には深い関係がありますので、多汗症を改善するときに自律神経のことも考えておくと良いでしょう。

自律神経失調症とはどのような症状?

自律神経失調症は近年増加傾向にあり、特にストレスを感じやすい人や溜めこんでいる人などが患いやすいとされている病気です。

また、重症化すると鬱病へ移行してしまうこともありますし、慢性化してしまうと治りにくくなります。

この自律神経失調症は自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが乱れることによって起こり、交感神経が優位になって活発に働きだすことが多くあります。

これによってあらわれる症状は肉体的症状と精神的症状があります。

体にあらわれる症状は、頭痛、脱毛、眼精疲労、瞼の痙攣、耳鳴り、味覚障害、動悸、火照り、息切れ、大量の発汗、胃炎、便秘、下痢、乾燥、痒み、頻尿、早漏、生理不順、勃起不全、筋肉・関節の痛み、倦怠感、疲労感、不眠などです。
精神的症状は、不安感、緊張感、集中力の低下、記憶力の低下、恐怖心、イライラ、落ち込む、怒りっぽくなる、やる気が出なくなる、焦り、疎外感、憂鬱になることなどです。

こうした症状があらわれる原因は、生活リズムの乱れ、過度なストレス、環境の変化、ホルモンの影響などとされており、男女関係なく症状があらわれますが、どちらかと言えば女性のほうが患いやすいと言われています。

病気が関係した発汗

発汗の症状があらわれる病気は自律神経失調症の他に、更年期障害、糖尿病、バセドウ病、腎機能障害、パニック障害などがあります。

更年期障害ではホルモンの減少によって自律神経が乱れ、ホットフラッシュという発汗症状があらわれます。

糖尿病では糖尿病性神経障害が起こり、自律神経が影響を受けて汗のコントロールができなくなって発汗があります。

バセドウ病は体内で甲状腺ホルモンが大量に分泌され、これによって新陳代謝が活発になって発汗の症状があらわれます。

腎機能障害は腎機能の低下によって発汗の症状があらわれますが、初期段階で発汗するとされています。

パニック障害は突然の不安などによって自律神経が乱れて汗が大量に出てしまいます。

このようなことからも分かるように、発汗の症状があらわれたときは様々な病気を患っている可能性がありますので、早めに病院に行って専門医に診てもらいましょう。

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